当サイトでは、翻訳にまつわる面白雑学ネタ・お役立ち情報を、詳しく楽しく紹介しています♪

翻訳トリビア大事典

翻訳トリビア大事典

数字が変わると単位の読みも変わるって?
================

6本足の男って?

================

翻訳ものを読んでいると「6本足の男」という文字に出くわしました。

なんじゃこりゃ?

ファンタジーでもSFでも怪奇ものでもない。

ごく普通の人物のはずなのに…。

原文にあたってみると、「six-foot man」とありました。

意味は「フット(足)がシックス(6本)ある男」ではなく、「身長6フィート(約183センチ)の男」という意味です。

中学英文法で説明できるフレーズなのに、英和翻訳のプロが思わず恥ずかしいミスをしてしまったようです。

たしかに、ヤード・ポンド法のフィート(feet)は、日本人にとって慣れない単位です。

「foot」=「フット(足)」という普通の意味に引っ張られがちですが、それもそのはず。

フィートとは、足のサイズ(30.48センチ)を基準にして長さを表す単位なのですから。

日本には、明治期に「フート/フィート」として輸入されました。

単複の区別にとぼしい日本語にはうまくとけこめなかったようで、いつのまにか「1フート」は「1フィート」に変化。

イギリスの貨幣単位「1ペニー」も、2以上は「2ペンス」のように変形します。

それ以外は、「1メーター(meter)」と「2メーター(meters)」のように、複数の「-s」があろうがなかろうが1種類の訳語に統一されます。

そうしないと不便ですからね。


翻訳トリビア大事典Top


友達に教える

©翻訳トリビア大事典