当サイトでは、翻訳にまつわる面白雑学ネタ・お役立ち情報を、詳しく楽しく紹介しています♪

翻訳トリビア大事典

翻訳トリビア大事典

『ハムレット』の名台詞「生か死か、それが問題だ」の和訳が多すぎる…それが問題!
================

ハムレットの名台詞

================

シェイクスピア著『ハムレット』第3幕第1場で、名台詞が登場します。

★To be, or not to be: that is the question.

映画の字幕や吹替だと「生か死か、それが問題だ」と翻訳するのがお決まりのようですね。

一方、文学としての翻訳では、さまざまなバージョンが存在します。

まず、日本初登場の和訳から。

☆アリマス、アリマセン、アレハナンデスカ (明治7年,チャールズ・ワーグマン訳)

失礼ですが、なんだか笑っちゃいますね。

その後、名台詞にふさわしい格調高い翻訳が続きました。

☆死のか、死のまィか、一思案 (明治27年,岩野泡鳴訳)

☆定め難きは生死の分別 (明治38年,戸沢姑射・浅野和三郎訳)

☆世に在る、世に在らぬ、それが疑問ぢゃ (昭和8年,坪内逍遥訳)

☆長らうべきか、死すべきか、それは疑問だ (昭和24年,本多顕彰訳)

☆生か、死か、それが疑問だ (昭和34年,福田恒存訳)

☆やる、やらぬ、それが問題だ (昭和43年,小津次郎訳)

☆このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ (昭和52年,小田島雄志訳)

☆生きてとどまるか、消えてなくなるか、それが問題だ (平成8年,松岡和子訳)

このように100年を超える和訳史がありますが、いまだ決定版はありません。

「be動詞」が意味するところを、日本語で完全に訳しきれないからです。

あなたもこの名台詞の翻訳を考えてみませんか?


翻訳トリビア大事典Top


友達に教える

©翻訳トリビア大事典